6月28日(金)
手術当日です。
ここでわたしが受ける手術のおさらいを。
まず病名は「子宮頸部上皮内癌」です。
ので、
腹式子宮全摘術。をします。
卵管もいらないらしいので摘出します。
それと、卵巣嚢腫のようなものがあり、左の卵巣が腫れていたのでついでに左の卵巣も摘出します。
この手術は組織診(コルポ診)の結果が出たときにすでに決まってました。
「円錐切除やって様子見でもいいんだけど、もう産まないのなら子宮を取ってしまったほうが長生きできるよ」みたいに言われて。
わたし的には、
- どうせもう産まないのに何度も検査に来るのもめんどくさい。
- なにより生理がめんどくさい。
- 卵巣嚢腫もあるし。
ってことで摘出になんの迷いもありませんでした。
そもそも初診の時に「子供はもう産みません」と伝えていたので、主治医の先生もその方向でいこうと思っていたのでしょう。
先生的にももう手術の予約を入れていてw
コルポの結果を聞いたときに「円錐切除は5月28日、傷が治ってきたころの6月28日に子宮全摘」という今後の予定を告げられました。
さてさて、手術のお話にもどります。
この手術は麻酔が入ったりの準備に40分
手術に1時間半
処置して麻酔をとくのに40分
だいたい3時間くらいみておいてくださいね〜とのことでした。
朝6時
さっそく浣腸です。
処置室に通され、浣腸をIN
円錐切除の手術では浣腸をやらなかったので生まれてはじめての浣腸です。
「トイレでできれば5分!・・・無理だったら3分我慢してから出してくださいね~」
と言われ、トイレへ。
トイレの外では看護師さんが待ってます。
終わったら見せないといけないので・・・。待ってます。泣
「座ってたらしたくなっちゃうから立ってて、もう無理!ってなったら座ってね」
とは言うもののトイレに来た時からもうすでに結構ムリですw
なんとかなんとか我慢して最低ラインの3分はいけたかな。
チェックしてもらって、オッケーということで次は入浴になりました。
シャワー。
傷のないお腹もこれで見納めかーと、ちょっと悲しい。
よーく見れば妊娠線ビリビリなのでキレイっていうわけでもないけれど、The手術!的な傷がはいるのは人生においてなかなかのビッグイベントなんじゃないかなぁと思います。
9時頃、点滴が開始になりました。
絶飲食なのでそれをおぎなう点滴かな?
それが11時過ぎくらいまで続き、今度は手術に向けて抗生剤の点滴。
12時頃に夫が来たので「そろそろ行きましょうか」ということでいざ手術室へ出陣です!
前回、円錐切除の時はベッドに寝たまま運ばれましたが今回は車いす。
どういう基準で移動方法が違うのかわかりませんが、ここまできたら「なるようになれ~」で意外とドキドキはしませんでした。
戦場に向かう戦士の気分ですね。
さて、手術室の前で夫とお別れです。
とくに言葉を交わすわけでもなく、見るわけでもなくw
手術室の前室のようなところで車いすから降ろされ(降りるんかーい!)、番号のついた手術室には歩いて入室しました。
生年月日と名前を言って手術台に横になります。
身体にいろいろな線をつけられて、まずは硬膜外麻酔を入れるのですが・・・これが結構キツかった・・・。
硬膜外麻酔が、というより硬膜外麻酔を入れる前の麻酔。
これがドクンと入るのが不快で痛い!
(痛い・・・!)ってなったときに心音モニターの音が乱れるのが不安感をあおります。
3回くらい乱れたかな。
(こいつビビってる~w)みたいに思われてそうで恥ずかしいし、こんなの眠らせてからやってよーとも思いますが、そういうわけにはいかないんでしょうね。
無事、硬膜外麻酔がセットされて主治医の先生に硬膜外麻酔入りました~って電話してました。
そっか。
ちょっと勘違いしていたのだけれど、婦人科の手術は婦人科の先生ができるんだなぁと。
ドクターX的な外科医がやってきて手術してくれるものかと思っていましたが、主治医がそのまま執刀医なんだ。
それに気づいたあたりでふわ~っと眠たくなってきて
「点滴から麻酔いれはじめましたのでもうそろそろ寝てしまうと思います」
と、麻酔科のドクターが言った1分後くらいにはすっかり眠っていました。
麻酔ってすごい!
つぎに目覚めたのは手術室のベッドの上です。
病室で目覚めるのかな?と思っていましたがまだ手術室にいましたw
「終わりましたからね~」
「卵巣ひとつ残せましたからね~」
そんなことを言われた記憶がうすぼんやり。
手術室を出て夫を拾ってリカバリー室に戻って。
痛いところはないのだけれどとにかく眠い。そして寒い!!
ガタガタしてどうしようもなかったので、看護師さんに伝えて電気毛布をかけてもらいました。
なにかしようというような気力はまったくありません。
夫に「帰っていいよ」と言ってしばらくウトウトしていました。
ちょこちょこと看護師さんが酸素の値?やら血圧、体温のチェックにやってきます。
フットポンプが巻かれていて足がマッサージされている感覚。
着圧の弾性ストッキングとあわせて、エコノミークラス症候群やら血栓ができるのを予防するもののようです。
酸素マスクもついていたりして、身動きひとつとれない状態です。
ほんとに以前のように動けるようになるのかなぁ・・・
と、とても心配でした。
術後しばらくは痛みがなかったものの、夜になると痛んでくるようになりました。
外の傷口が・・・というより、内側が痛い。
消灯時間の前に痛み止めの点滴を入れてもらいましたが、その後深夜にも2回ほどナースコールで痛みに対応してもらいました。
子宮全摘を控えていてこのブログを読んでる方には恐怖を与えてしまって申し訳ありません!!!泣
でも、たぶんこれはきっとわたしが麻酔の効きづらい体質だったからなんじゃないかなぁと思ってます。
同室に帝王切開の方が3人いましたが、みんなそんなに痛みには苦しんでる様子がありませんでした。
吐き気で苦しんでる人がひとりいたかな。
どうなるかは人それぞれみたいです。
ただ、わりと痛みで苦しんだわたしですがちゃんと予定通りに退院できて術後もいまのところ順調なので、怖がらないで安心してください。
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◆子宮全摘術(開腹)の記録 - 子宮頸がん検診にひっかかった!
◆子宮全摘、術後検診の記録 - 子宮頸がん検診にひっかかった!
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